今宮、上林、中村も…SB野手陣を熱くさせた甲子園の余波
炎天の8月、元高校球児の血が騒いだか。
22日、準決勝が行われた甲子園に負けないプレーを見せたのがソフトバンクの野手たちだ。
この日、適時三塁打と3ランで4打数2安打4打点と活躍した今宮(26)は、今夏の甲子園に出場した明豊OB。遊撃と投手の二刀流で、09年夏の準々決勝で菊池(現西武)擁する花巻東と激戦を演じた。
母校が自身の代と同じくベスト8に進出した際は、「次も勝って、僕らの8強を超えてほしい」とエールを送っていた。
2打数2安打の上林(22)は、東海大菅生のベンチ入りメンバー、上林昌義(3年)の兄だ。東海大菅生は同日、敗れはしたものの、上林の好走塁とホームへのヘッドスライディングで九回に2点差を追いつくなど、花咲徳栄に最後まで食い下がった。兄もそんな弟に刺激を受けたのか、三回1死三塁から本多の遊ゴロの間に本塁にヘッドスライディング。先制のホームに触れた。弟は仙台育英に進学した兄について、「比較されたくないから東海大菅生を選んだ」と話していたが、身体能力は兄弟揃って一級品だ。