メジャーでも二刀流挑む ハム大谷の“本命球団”はどこだ?
ベタンコートは頓挫したが、二刀流の可能性を追求するパドレスに、メジャーでも二刀流を貫きたい大谷が引かれるのはある意味、自然かもしれない。
大谷はプロ5年目。メジャー移籍には、すでに球団が容認したポスティングシステムを利用することになる。同制度は現在、日米間で改正に向けて協議中だが、入札金の上限(約22億円)に変動はあっても、移籍金付きFAという基本的なシステム自体はおそらく変わらない。最終的に本人が行きたい球団に行ける制度だ。
昨オフ、メジャーの新労使協定によって、25歳未満の外国人選手はマイナー契約に限定され、契約金、年俸、出来高などの総額は大幅に制限されることになった。大谷の希望はしかし、カネではない。ヤンキースやドジャースを筆頭に、金満球団の悲鳴がやがて聞こえることになるのではないか。
大谷は13日、大勢の報道陣に対して「すみません」とだけ話して球場を後にした。
なお、今季終了後には慢性的な痛みを抱える右足首の手術に踏み切ることが14日までに明らかになった。
復帰までに2~3カ月とみられ、来春のキャンプには万全の状態で臨めるという。