決まらない移籍先…前G村田修一が最後にすがる“地元枠”
巨人から戦力外通告を受け、他球団での現役続行を目指している村田修一(36)の行き先がなかなか決まらない。24日の球団納会に出席した際に「難しい立ち位置。現役続行を探りながら待っている状況。まだ野球がしたい」と漏らした表情は暗かった。
昨季は本塁打、打点でチーム2冠。新外国人のマギーに三塁を奪われた今季も、夏場からマギーが二塁に回り、共存することで、三塁のポジションを取り返した。今季は打率.262、14本塁打、58打点。昨季ゴールデングラブ賞を獲得した堅実な守備もあって、争奪戦になるともっぱらだった。それが、可能性があるとみられていた球団が次々とベタ降りしているのだ。
古巣DeNAの高田GMが「三塁には首位打者の宮崎がいるし、一塁にもロペスがいる」と獲得を否定したのを皮切りに、ロッテ、ヤクルト、濃厚とみられていた楽天も、星野球団副会長が「若いのが育っているし、興味あるけど興味ない」と発言。
22日には西武の渡辺SDが「ウチはない」とキッパリ言った。中日は完全に否定はしていないが、若手の育成を理由に、こちらも乗り気ではない様子。さる球界関係者がこう言う。