メジャーも動向注視 “菅野ポスティング”巨人容認のXデー
大谷に続くとみられる「メジャー予備軍」といえば、早ければ来オフにも移籍が認められそうな西武の左腕エース菊池雄星(26)、打者では侍ジャパンの4番を務めるDeNAの筒香嘉智(26)らだ。
日本を代表する選手がポスティング制度で次々と海を渡る可能性がある中、あるメジャーリーグ関係者は「この2人が流出したら次は巨人の菅野(智之=28)です」とこう続ける。
「ただ、現時点で巨人はポスティングを認めていない。フルにあと4シーズンは日本で投げない限り海外FA権は取得できない。大リーグ志向があるとウワサで聞くけど、“巨人は今後ポスティングを認める気はあるのか”など、多くのメジャー関係者が菅野の動向に関心を持っていると思いますよ」
大谷のメジャー流出が決まった今、菅野は国内組で臨むことが濃厚な2020年東京五輪のエース候補の筆頭である。このビッグイベント後が、巨人が初めてポスティング移籍を容認するタイミングではないかと、球界関係者はこうみる。
「侍ジャパンの稲葉監督は、例えば五輪前にメジャー挑戦が濃厚な雄星を戦力として計算していない。五輪が行われる20年夏の段階で30歳の菅野を中心としたチームづくりを進める構想というのです。そして、五輪後の20年オフに『その日』が来るかもしれない。菅野にとっては海外FA権を取得する1年前。そこで本人がポスティングによるメジャー移籍を直訴する可能性が指摘されている。もし五輪で金を取っていれば世論も味方するだろうし、1年後にFAで出ていかれるのであれば、巨人側も認めざるを得ないでしょう」
菅野が海を渡るのは、3年後の20年オフというのだが。