鶴竜が貴景勝を一蹴 貴乃花親方vs白鵬の“代理戦争”が勃発
が、鶴竜の「気迫」はそれだけが理由なのか。
というのも、貴景勝は貴乃花親方(45)の愛弟子だ。貴乃花親方は一連の日馬富士暴行事件で、ターゲットを白鵬らモンゴル横綱に向けた。横綱の醜聞を暴き立てることで現体制にもダメージを与える狙いだろうが、もうひとつ、モンゴル勢の力をそぎたい事情もある。
「いまだに理事長の座を諦めていない貴乃花親方だが、当面はチャンスすらない。しかし、これが10年後となれば分からない。その時に最大のライバルとなりそうなのが、モンゴル勢の首魁である白鵬です。白鵬は外国出身力士初の理事長になりたいという野望がある。帰化に前向きなのも、日本国籍がないと親方にすらなれないからです。10年後は貴乃花親方と白鵬が理事長のイスをめぐって争うというのは十分にあり得る話で、だからこそ、貴乃花親方は今のうちにモンゴル勢に打撃を与えたいのですよ」(ある親方)
近い将来、「白鵬親方」が誕生したとき、その右腕となるのが鶴竜だといわれている。現在は日本国籍を取得していないが、過去には親方になることに興味を示していると報道された。