野手2試合目は3打数無安打に…“打者”大谷に「4つの壁」

公開日: 更新日:

 昨季、MLB30球団の総本塁打数は史上最多の6105本だった。各打者がシフトの網の上を越そうと、意図的にフライを狙った結果といわれている。大谷はフリー打撃では大きな打球を放っているが、本番でもこれを実践することが結果を残す近道になるのではないか。

「厳しい内角攻めによる死球禍」も、想定しておいた方がいいだろう。

 大谷は日本ハム時代の5年間で死球数がわずか4個。ある投手が「二刀流に挑戦する日本球界の宝に、おいそれとぶつけられない。大ケガでもさせたら国民を敵に回しますよ」と話していたように、日本独自の風潮がプラスに作用した側面もある。が、メジャーの連中にそんなことは関係ない。

■走者として注意する必要が

「メジャーでは打者に恐怖心を植え付けて腰を引かせるため、わざと死球をぶつける投手を『ヘッドハンター』と呼ぶ。かつてのペドロ・マルチネスやロジャー・クレメンスらがそうです。大谷は初戦で何度か内角を攻められて腰を引いていたが、今後もガンガン打つようなら故意にぶつけられることもある。イチローもメジャー1年目、ホワイトソックスとのオープン戦で2試合続けて死球を受けた。それでもイチローは内角攻めにひるまなかった。逆にベース寄りに立つことで死球禍を克服したが、大谷も対策を講じる必要があるでしょう」(米球界関係者)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    三浦大知に続き「いきものがかり」もチケット売れないと"告白"…有名アーティストでも厳しい現状

  2. 2

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  3. 3

    サザン桑田佳祐の食道がん闘病秘話と今も語り継がれる「いとしのユウコ」伝説

  4. 4

    松嶋菜々子の“黒歴史”が石橋貴明セクハラ発覚で発掘される不憫…「完全にもらい事故」の二次被害

  5. 5

    NiziU再始動の最大戦略は「ビジュ変」…大幅バージョンアップの“逆輸入”和製K-POPで韓国ブレークなるか?

  1. 6

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  2. 7

    下半身醜聞の川﨑春花に新展開! 突然の復帰発表に《メジャー予選会出場への打算》と痛烈パンチ

  3. 8

    モー娘。「裏アカ」内紛劇でアイドルビジネスの限界露呈か…デジタルネイティブ世代を管理する難しさ

  4. 9

    伸び悩む巨人若手の尻に火をつける“劇薬”の効能…秋広優人は「停滞」、浅野翔吾は「元気なし」

  5. 10

    小松菜奈&見上愛「区別がつかない説」についに終止符!2人の違いは鼻ピアスだった