反省の弁は保身が目的か 貴乃花親方に“面従腹背”の過去

公開日: 更新日:

 そんな貴乃花親方を理事長に担ごうと、直接間接を問わず援護してきた連中もしぶとい。

 2年前の理事長選で貴乃花親方を支持した伊勢ケ浜親方や山響親方はすでに袂を分かった。伊勢ケ浜親方は日馬富士暴行事件で理事職を辞任、現在も理事の山響親方はいまや貴乃花親方に対して怒り心頭。周囲に「かつての同志」とみられるのが迷惑だそうだ。

「協会内に残ったただひとりのシンパ」といわれた神山敏夫監事も任期満了となり、これで貴乃花一派の重鎮は一掃されたことになる。

 しかし、だからといって、貴乃花親方の周囲がこのままおとなしくなるはずがない。

 その筆頭が「裏金顧問」こと、小林慶彦元顧問だ。元顧問は現在、地位確認の裁判で相撲協会と係争中。逆に協会から約1億6000万円の損害賠償請求訴訟を起こされ、資産の一部を凍結されている。協会側は国技館の改修工事にあたって、元顧問の会社に中電工から8000万円が振り込まれた事実をつかんでいるものの、裁判では「分かりません。いま、調査しているところです」などとトボけている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    八角理事長が明かした3大関のそれぞれの課題とは? 豊昇龍3敗目で今場所の綱とりほぼ絶望的

  2. 2

    フジテレビにジャニーズの呪縛…フジ・メディアHD金光修社長の元妻は旧ジャニーズ取締役というズブズブの関係

  3. 3

    元DeNAバウアーやらかし炎上した不謹慎投稿の中身…たびたびの“舌禍”で日米ともにソッポ?

  4. 4

    松本人志は「女性トラブル」で中居正広の相談に乗るも…電撃引退にショック隠しきれず復帰に悪影響

  5. 5

    ついに不動産バブル終焉か…「住宅ローン」金利上昇で中古マンションの価格下落が始まる

  1. 6

    フジテレビ顧問弁護士・菊間千乃氏に何が?「羽鳥慎一モーニングショー」急きょ出演取りやめの波紋

  2. 7

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  3. 8

    菊間千乃は元女子アナ勝ち組No.1! フジテレビ退社→弁護士→4社で社外取締役の波瀾万丈

  4. 9

    中居正広「引退」で再注目…フジテレビ発アイドルグループ元メンバーが告発した大物芸能人から《性被害》の投稿の真偽

  5. 10

    中居正広「華麗なる女性遍歴」とその裏にあるTV局との蜜月…ネットには「ジャニーさんの亡霊」の声も