二軍スタートのDeNA梶谷 他球団がトレード狙って虎視眈々
「梶谷は昨季、打率.243で、リーグワーストの157三振を喫するなど確実性を欠いた。今季、ラミレス監督は得点効率を上げるために『チーム100犠打、80盗塁』を目標に掲げ、スモールベースボールを取り入れようとしている。梶谷は犠打が得意ではないし、ポイントゲッターとして6~7番に置くにしても、昨季は得点圏打率が.218と低調だったことが起用しづらい要因になっているといいます」
とはいえ、梶谷は29歳で老け込む年ではないし、他球団は動向を注視している。ある球団の編成担当はこう言う。
「梶谷は年俸1億2800万円と安くはないが、外野が手薄な球団はトレードで欲しいはずです。一方、優勝を狙うDeNAとすれば、昨季は2ケタ勝利を挙げた今永、ウィーランド、浜口が不安を抱えているだけに、できれば先発投手を補強したいところでしょう」
さらに前出のOBは、「DeNAは日本ハムの編成方針を参考にしている部分がある。自前の選手を育成するために、これと見込んだ若手に積極的に出場機会を与えたり、レギュラークラスの選手をトレードやFAで放出するなど、ドラスチックな人事を仕掛けたとしても不思議ではない」と言う。
梶谷は高い人気を誇る選手でもある。動向が気になるところだ。