松坂、大瀬良…“大谷の二刀流効果”でプロ投手陣の打撃向上
ここまで最も打点を稼いでいるのが広島の大瀬良大地(26)の4打点。打率.095ながら21打数2安打で、2本のヒットはすべて適時打だ。先月12日の阪神戦は1死満塁の場面で先制打、25日の中日戦は1死二、三塁の場面で適時二塁打。6安打0打点だった昨季と比べ、勝負強さが増している。
交流戦では普段打席に立たないパ・リーグ投手もバットを持つが、先月29日にはロッテの先発・石川がヤクルト戦で4年ぶりに中前打。同じ日、楽天の先発・古川がDeNA戦で同点適時打となるプロ初安打、初打点を挙げた。
プロの投手は学生時代、好打者が多かった。大谷の二刀流が「打者本能」を呼び覚ましてくれたとしたら、今季のプロ野球は投手のバットにも注目だ。