畑岡奈紗の活躍で悪目立ち 日本男子の“引きこもり症候群”
米女子ツアー2年目の畑岡奈紗(19)がウォルマートNWアーカンソー選手権で初優勝を飾った。
コースレコード更新の通算21アンダーを記録し、2位に6打差の圧勝だった。
これで、米女子ツアーを制した日本人プロは1977年全米女子プロ選手権の樋口久子以来14人目。うち6人は日本国内で開催された米ツアー勝者であるが、優勝回数は46勝にものぼる。
では男子の米ツアー制覇はどうかというと、83年にハワイアンオープンを制した青木功が最初で、今季、RBCヘリテージ優勝の小平智まで35年間でわずかに5人しかいない。優勝回数は松山英樹の5勝を筆頭に11勝だ。
樋口は中学、高校と陸上競技で活躍し、ゴルフを始めたときから、師匠の中村寅吉は「アメリカに行っても飛距離で負けないように」と言って、バックスイングで上体を右に動かして飛ばす独自のスエー打法を教えていた。実業団のソフトボールのピッチャーとして全国制覇した岡本綾子はゴルフを始めた時から米ツアーを目指していた。