日大アメフト新監督選びは“口封じ理事”が仕切る出来レース
「常務理事からも内田氏が離れた今、理事長は井ノ口氏に頼りきり。すでに日大が100%出資する関連会社『日大事業部』の運営を任せ、各学部の物品調達など日大に関する業務管理の一切を預けた。年間約2600億円に及ぶ日大の予算を掌握した井ノ口氏にしても、アメフト部OBとして内田体制を継承したい色気があるのでしょう」(日大の元評議員)
■暗躍する事件屋と逆ギレ司会者
田中・井ノ口ラインの意をくんだ“実行部隊”として暗躍するのが2人の人物。4年前の徳洲会事件でも名前が取りざたされた週刊新潮OBのH氏と、“逆ギレ司会者”として名を馳せた共同通信OBで日大広報職員の米倉久邦氏とされる。
「3年前に海外メディアが田中理事長と山口組6代目の司忍組長とのツーショット写真を報道。広報対応を迫られた際、われ先に『理事長と組長のカメラを見つめる視線の角度が違う』『写真は合成だ』と主張したのが、米倉氏です。以来、覚えめでたく、最近も理事長と旧知の仲のH氏と理事長室に入り浸りのようです」(日大関係者)
田中・井ノ口ラインが“代弁者”として選考委に送り込みたいのは弁護士のK氏。日本ゴルフ協会理事や日本スポーツ仲裁機構の調停人を務めるなどスポーツ界に精通し、井ノ口理事との面識はなく、“事件屋”のH氏の知人という。K氏は本紙の取材に「『選考委に』との打診を受諾しました」と明かした。