“負のイメージ”なし 夏のトレード活性化に選手の心境変化
「伊藤光(29)はDeNAへのトレードが決まるや、親しい知人に『よっしゃああー!』と喜びを爆発させたメールを送っていたそうです。オリックスでは捕手ではなく三塁手にコンバートされた揚げ句、内野手としても出場機会が減ると捕手に戻されたり、散々でしたから」(球界関係者)
3度の移籍を経験した楽天の渡辺直人(37)は、10年オフに楽天から横浜(現DeNA)へトレードされた当時は「一度(トレード)されると、いろんなところに行きそうで嫌だなぁ」とポツリ。その予想は当たり、移籍から3年後、西武へトレード。その5年後に西武を自由契約となり、古巣に復帰したときは「7年でいろいろ経験した。昔とは違う、一回り大きくなった自分がいる」と“転勤”を人生の糧とした。ちなみにロッテの井口監督も「トレードは僕もアメリカで経験しましたけど、相手が欲しいと言って成立すること」とプラス思考だ。
リミットまであと4日、トレード志願者たちが正座して待っている。