丸佳浩は巨人入りで要警戒 他球団の“死球禍”に襲われる
なにしろ、2年連続のセMVPである。
広島から巨人にFA移籍した丸佳浩(29)については、「喝っ!」が売り物の辛口評論家も「いい選手を取った」と太鼓判を押す。2018年シーズンは打率.306、39本塁打、97打点。巨人OBの完全試合投手、高橋善正氏も「技術的にも体力的にも、下り坂に差しかかって巨人入りした過去の大物FA選手とは違う。大きな戦力になる」と評価するのだが、巨人チーム関係者には不安がないわけではない。
「さっそく、古巣広島の佐々岡コーチが『インを厳しく攻めていく』と徹底した内角攻めを予告していますが、これが単なるブラフだと聞き流せないのは、これまでの巨人のFA選手がみな、死球禍の洗礼を浴びているからです。(11年オフに巨人入りした)村田修一は1年目にリーグトップの15個もの死球を受けて苦しみましたからね」
過去、巨人にFA移籍した野手11人のうち、被死球数が前年を下回ったのはわずかに3人。巨人1年目の清原和博は西武最終年から倍増となる、12個の死球を受けた。