遠のく錦織GS制覇…稚拙なチームとマネジメントに疑問の声
そしてこう続ける。
「今大会を見てもチチパス(20)、ティアフォー(21)、メドベージェフ(22)といった若手がのしてきた。29歳になった錦織がすべてのグランドスラムを狙うことなどできない。得意とする全豪、あるいは全米に照準を絞った心身のマネジメントを組み立てる必要があります。錦織のテニスは着実に進歩しているし、精神力は相変わらず大したものです。けれども他の選手も進歩している世界では、マネジメントがカギを握る。錦織はコマーシャルで30億、40億と稼ぐより、グランドスラムで頂点に立ちたいと思っている。マネジメント会社はクライアントのために最大の努力をすべきで、今回の敗戦は脆弱なマネジメントにも責任があると思う」
錦織がグランドスラムで壁を破れない大きな原因は、本人よりむしろ周囲にあるというのだ。