メジャー見据えるDeNA筒香 打撃フォーム改造で準備は着々
さらに左翼守備に関しても、上田外野守備走塁コーチは「昨季終了後、左中間の打球をよりスムーズに追えるように準備してくれ、と要望を出した。本人もキャンプに入って、『自信を持って取り組んできました。見ててください』と。実際、今年は打球を追うスピードが上がって、より軽快な動きができている」と進化を認めている。
筒香は昨オフの契約更改の際に、メジャー挑戦したい意向を球団に伝えた。早ければ今オフにもポスティングが認められる可能性がある。
西海岸のメジャースカウトが言う。
「エンゼルスの大谷がそうだったように、ノーステップにしたりして打つ動作から無駄を省けば、メジャー投手の球威があって動くボールに対応しやすくなる。打撃でパワーをアピールするのはもちろん、守備面も向上するに越したことはない。過去の日本人メジャー選手で唯一、パワーヒッターと認められている松井秀喜は巨人で50本塁打した翌年にメジャー挑戦した。筒香が今年、もし50本塁打をマークするようなら、パワーヒッターとして認識する球団も出てくる。より好条件を得ることができるだろう」
来るべきときに向け、準備は着々と進んでいるようだ。