西武秋山に聞く 2年連続「3割20本80打点」でも不満の真意
――打順によっては、確かに物足りない。
「それと同じですよ。もっと上の成績を残したい、という欲はありますからね」
――盗塁死は17年の5個から、昨季は10個に増えた。
「そこもきちんと対策を取っていかないといけません。僕自身がもっと研究して、対策を練ることが伸びしろということになると思っています」
■打席で必要なのは割り切り
――当然、相手投手も対策を練ってくる。
「それは(投手と打者で)お互いさまなんですよ。相手の狙いを考えることも大事ですが、考えすぎてしまうとダメ。例えば、『今の1球の意味は何だろう?』と打席の中で考えてしまうと、打てなくなる。意味がある1球かもしれないし、本当は何の意味もないボールだったのかもしれない。考えすぎると、自分で自分の首を絞めることになってしまう」
――かといって、考えないというのも難しい。
「それは割り切りですよ。『厳しいコースに投げられたら打てない』と割り切ってしまえばいい。難しいボールを打つとなれば苦しくなる。それより、甘い球を逃さないようにしよう、と」