3月場所は戦国時代 衰え目立つ白鵬“次なる野望”と注目若手

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 さらに当真は白鵬が主催している少年相撲大会「白鵬杯」で優勝経験がある。この大会は国技館で毎年行われているが、相撲協会とは無関係。つまり、この大会は白鵬の“品定め”の場でもあるのだ。

「白鵬はこの大会を自身とそのスポンサーだけで運営している。ちなみにTBSは年2回、白鵬のドキュメンタリーを放送しているが、これは某企業の1社提供。つまり、それだけデカいバックが白鵬についているということです」(相撲記者)

 白鵬は「モンゴルには有望な子が多い」と、1部屋1人の外国人枠の撤廃、拡大を叫んでいる。いずれは相撲協会の理事長に――。その野望に向けて勢力拡大に余念がないのだ。

貴景勝「新型」押し相撲

 一方、日本人力士で彼らモンゴル勢の対抗馬になりつつあるのが、大関とりが期待される貴景勝だ。「押し相撲だけで横綱になった力士はいない」と言われながらも、その前評判を覆そうとしている。

 押し相撲は突っ張るか、ひたすら前に前にとグイグイ押すのが基本。しかし、貴景勝はぶちかまして引き、またぶちかましては引くという、これまでになかったタイプの押し相撲なのだ。

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