大谷はFA権取得前に放出か トラウト472億円契約延長の波紋

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■総年俸の4分の1

 エンゼルスの過去3年間の年俸総額は約1億6467万ドル(約181億500万円)~同1億6664万ドル(約183億2100万円)で推移している。トラウト1人の年俸だけで、実にチーム総年俸の4分の1近くを占める計算になる。エンゼルスはアーティ・モレノ・オーナーの方針からぜいたく税の支払いを免れるため、今後も年俸総額は課税基準額(19年2億600万ドル、20年2億800万ドル、21年2億1000万ドル)以下に抑える見込み。となると、大谷にしわ寄せがいく可能性があるのだ。

 昨季は投打の二刀流として新人王を受賞。全米から脚光を浴びた。チーム内では戦力面、人気面とも、トラウトと二分する存在だ。それでも、メジャーではデビューから3年目までは給料が抑えられるため、今季年俸はメジャー最低保証額の54万5000ドル(約6000万円)から、65万ドル(約7200万円)の微増にとどまった。

 大幅アップを勝ち取るのは年俸調停の権利を得る来オフ以降となる。来季、二刀流として完全復活すれば、年俸が雪だるま式に膨れ上がるのは確実だ。

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