弱点露呈で連続4三振 他球団もニンマリな巨人・丸の攻略法

公開日: 更新日:

 ポイントは第1打席にある。大瀬良が得意としているカットボールで4球中3球インコースを攻められたのだ。

「一転して2打席目は外角中心。バッテリーがうまく散らしながら攻めたけど、最初の打席で執拗にインコースを攻めて意識させた。広島の中軸として出場した昨年のソフトバンクとの日本シリーズで、丸はブレーキ(6試合で打率.160、12三振)だったでしょう。ソフトバンクの投手陣がしつこくインコースを意識させていた。それと緩急を駆使しながら、特に縦の変化球を有効に使っていた。ソフトバンクの投手は誰が出てきても直球は150キロ級、変化球も制球力も一級品。どこの球団もマネできるわけではないが、配球は参考になる。この日の攻めは大いに参考になった」(前出のスコアラー)

 今季から3度目の指揮を執る原監督は「何とか打線がね、0点じゃいけませんね」と無得点の打線を敗因に挙げた。4打席連続三振に終わった丸については「全てが糧ですよ。まだ始まったばかり」とかばったが、たかが143試合分の1、されど143試合分の1。5年ぶりV奪回のキーマンが、早々と弱点を露呈したとしたら、ただの1敗ではないかもしれない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    八角理事長が明かした3大関のそれぞれの課題とは? 豊昇龍3敗目で今場所の綱とりほぼ絶望的

  2. 2

    フジテレビにジャニーズの呪縛…フジ・メディアHD金光修社長の元妻は旧ジャニーズ取締役というズブズブの関係

  3. 3

    元DeNAバウアーやらかし炎上した不謹慎投稿の中身…たびたびの“舌禍”で日米ともにソッポ?

  4. 4

    松本人志は「女性トラブル」で中居正広の相談に乗るも…電撃引退にショック隠しきれず復帰に悪影響

  5. 5

    ついに不動産バブル終焉か…「住宅ローン」金利上昇で中古マンションの価格下落が始まる

  1. 6

    フジテレビ顧問弁護士・菊間千乃氏に何が?「羽鳥慎一モーニングショー」急きょ出演取りやめの波紋

  2. 7

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  3. 8

    菊間千乃は元女子アナ勝ち組No.1! フジテレビ退社→弁護士→4社で社外取締役の波瀾万丈

  4. 9

    中居正広「引退」で再注目…フジテレビ発アイドルグループ元メンバーが告発した大物芸能人から《性被害》の投稿の真偽

  5. 10

    中居正広「華麗なる女性遍歴」とその裏にあるTV局との蜜月…ネットには「ジャニーさんの亡霊」の声も