日ハム先発陣に開幕から安定感…輝星の一軍デビュー遠のく
開幕3連戦で目を引いたのは先発投手陣の踏ん張りだ。
自身初の開幕投手を務めた上沢が6回3失点なら、2戦目は新加入の金子が5回2失点。3戦目の31日は、有原が7回1失点で今季初勝利。3試合を2勝1分け、負けなしで乗り切ったのは先発陣が試合をつくったからに他ならない。
となると現在、二軍調整中のドラフト1位ルーキー、吉田輝星(18=金足農)の一軍デビューにも影響するのではないか。
当初、昇格の青写真は5月終盤から6月中旬にかけて、交流戦のあたりといわれていた。先発陣に疲れが見えたり、予期せぬ故障者が出たりしたときに代わって昇格する。
かつてのダルビッシュ(現カブス)や大谷(現エンゼルス)の投手デビューも、そんなタイミングだった。
しかし、開幕3連戦で好投した3人に加え、加藤、上原、杉浦、マルティネス、ロドリゲス、吉田侑樹……現時点で先発候補は飽和状態。3日のイースタン・リーグ(対巨人)にプロ初先発予定の吉田は「早く自分も一軍でやりたい」と話しているが、1年目から無理をさせる必要はなく、一軍昇格は先送りされそうな気配だ。