無失点デビュー前…日ハム吉田輝星は“夜の肉食”も超大物
「緊張することなく入れたのは良かった」
昨12日、日本ハムのドラフト1位ルーキー・吉田輝星(18=金足農)が、楽天との教育リーグでプロ初の対外試合に登板してこう言った。
試合が行われた鎌ケ谷スタジアムには1306人が詰めかけた。これは、同球場で行われた平日の教育リーグとしては過去最多。30社80人の報道陣が殺到する中、吉田は七回からマウンドへ。ストレート中心の投球で最速146キロをマーク。四球と安打を許して1死一、二塁の場面では、速球で橋本到のバットを粉砕。二ゴロ併殺に打ち取り、1回無失点に抑えた。
「球速は143キロくらいだったが、厳しいインコースに行って、しっかり回転がかかってキレのあるボールだから、球速が遅くても打ち取れたと思う。そういうのを自信にして、どうなったときにどうなるかというのをしっかりプロの舞台で考えられるようになりたい」
こう言って手応えを掴んだ様子の吉田に、荒木二軍監督も「状態はだんだん良くなっている。投球に加え、牽制を入れたり、代走が出たときには警戒をしたり、投手としてやるべきことができていた」と、一定の評価をした。