日ハムの“参謀”を直撃 新戦術「オープナー」の利点と課題
――交代機はイニング数と球数、どちらを目安にし、登板間隔はどう考えている?
「そこは両方を考慮しなければいけない。イニングを決めて3回50球で終われば、次は中3日でも行けるかもしれないとなるが、2回を15球、20球と少ない球数で抑えるケースもゼロではない。あらかじめイニング数を決めておけば、リリーフ投手も行きやすいということもあると思うし、そこも改良の余地がある」
■否定派は多くとも
――新しいことをやると、賛否両論は出てくる。
「一発目から成功するに越したことはないですが、そうもいかない部分もある。たとえば(大谷)翔平がプロ入りして投打の二刀流に挑戦したとき、当初は半分以上の人が反対していたと思う。それが1年経ったら9割近い人が賛成するようになった。オープナーは野球をやっている人は否定派が多いと思う。結果で答えを出さないといけないですが、二刀流の土台をつくったときと同様、僕も勉強するつもりで結果を出したいですね」