巨人菅野の深刻一発病なぜ? 本人や相手打者ら8人に総直撃
菅野とコンビを組む同い年の捕手・小林はこう言う。
「打たれている球は、甘いといえば甘い。でも去年よりすごい甘いかといえば、そうでもない。1試合の中で甘い球は必ずあるもの。ソロならいいケースもあるし、終盤に走者をためてホームランを打たれないことが大事。原因? それは話し合っていますけど、智之はここ何年か、すごい投げていますから」
昨季、日本球界で唯一、投球回数が200イニングに到達(202回)し、10完投も12球団最多だった。2017年のWBCでは侍ジャパンのエースとして奮闘。ここ数年、フル回転してきた影響から、本来は精密機械のような菅野の制球力に狂いが生じているという指摘が多い。
阪神戦前の段階で宮本投手総合コーチに聞くと、「被本塁打? 打たれているのは甘いけどね。まあ、勝っているから(リーグトップの5勝)いいんじゃないですか。我々が気にすることじゃないでしょう」とあくまでエースの復調を待つ構えだが、水野投手コーチは「去年より甘いよね。高めで勝負している影響? そういうのもあるのかな。制球力だと思う。原因は疲れ? それはみんなに言えることだからね」と首をひねっている。