則本が楽天と異例の7年契約 G菅野メジャー行きへの影響は
則本同様、菅野もメジャー志望を公言している。今春の日刊ゲンダイのインタビューでは「メジャーでやってみたい気持ちはあります。ただ、もしかしたら行けないかもしれない。というのは、自分の思いだけで挑戦できるものではなくて、体あってのことだから。でも、このまま順調なら行くと思います」と堂々と語っていた。
海外FA権は21年中に取得。海を渡るのは22年からになるが、「実はその1年前、東京五輪を終えた20年オフに球団初のポスティングを直訴する可能性がささやかれています。巨人はこれまでポスティング移籍を認めたことはないが、翌年にはFA権を取ってメジャー挑戦するのだから、1年前倒しをさせて欲しい、という希望は分からなくもない。入団時に1年間浪人をしてまで巨人入団にこだわった菅野にとっては、球団に『1年』貸しがあるという思いもあるでしょう。多くの関係者の間で菅野の来オフの動向が注目されているのです」とは、前出の関係者。
ただし、今回の則本の翻意で事態は変わるかもしれない。楽天・石井GMの手腕が球界で改めて評価されることになり、「球界の盟主」を自任する巨人も大いに刺激されるはずだからである。