八村が開幕ロースター入り ウィザーズ首脳は人間性を評価
日本人ルーキーが早々と開幕ロースター入りを決めた。米プロバスケットボールNBAのワシントン・ウィザーズの八村塁(21)が指揮官からNBAでの活躍のお墨付きを得たのだ。
八村が休養した前日のクリッパーズ戦はスポーツ専門チャンネル「ESPN」が全米に中継した。ゲスト出演したスコット・ブルックス・ヘッドコーチ(HC)は八村について「すでに、我々(トップチーム)と一緒にプレーすることが決まっている」と、公の場で初めて日本人ルーキーの開幕ロースター入りを明言した。
八村は、ここまで2試合に出場し、33得点、1試合平均6リバウンド、同1.5ブロックを記録。全体9位ルーキーの貫禄を示したが、ウィザーズ首脳陣が高く評価したのは八村の人間性だという。
八村は試合前のアップで黙々とシュート練習を繰り返している。試合中はダンクシュートを決めても、必要以上に感情を表に出さず、次のプレーに向けて即座に動きだすなど、ゲームに臨む姿勢、コートでの落ち着いた振る舞いは新人らしさを感じさせない。