柴崎移籍はスペイン2部 それでも森保監督が安堵した理由
「柴崎に限らず、所属チームの主軸選手として、コンスタントにフル出場を続けていくことでベストのパフォーマンスを安定的に発揮できる。森保兼任監督は、東京五輪世代の若手が中心となったコパ・アメリカ(南米選手権=現地7月7日閉幕)に招集。主将を託すなど全幅の信頼を寄せた。柴崎は試合ごとに調子を上げ、欧米サッカー界から高評価されるだけの技術、戦術眼の高さを思う存分に発揮した。
現在の森保監督の仕事のひとつに、五輪代表に認められている3人のオーバーエージ枠選手を誰にするのか? がある。
「中盤で攻守のつなぎ役を務め、攻めてはアタッカー陣に決定的なラストパスを供給していく柴崎は、東京五輪OA枠の有力候補のひとり。2部といえどもレベルの高いスペインで常時試合に出られる環境をゲットした柴崎にとって、今回はベストの選択だと思います」(六川氏)
柴崎の2部チーム移籍は、決して<都落ち>ではないというワケだ。
デポルティボの本拠地ラコルーニャは人口約25万人。「物静かなキャラクターの柴崎は、小都市ラコルーニャの街に短期間で馴染める可能性大です」と六川氏。大いに期待してよさそうだ。