大船渡・佐々木に“神風” V候補敗退しジャッジも援護射撃に

公開日: 更新日:

 剛腕に「追い風」も吹いた。今春のセンバツに出場し、優勝候補にも挙げられていたシード校の盛岡大付がこの日、一関工に敗れたのだ。

 盛岡大付は二回に2点を奪い、一度は逆転に成功したものの、六回に勝ち越しを許すと、一関工の背番号10の軟投派左腕に抑えられ、1点差で涙をのんだ。準々決勝に進めなかったのは2000年以来19年ぶりとなる。

 盛岡大付は順当なら準決勝で対戦するはずだった大船渡の佐々木を打ち崩すため、最速170キロの打撃マシンで速球対策をしてきたというが、これがアダになった可能性がある。

 相手左腕の直球は120キロ台。強力打線は軟投派にことごとくタイミングを狂わされ、まんまと術中にはまった。

■U18代表主力でも清宮フィーバーの餌食

 佐々木にとっては“朗報”だ。昨秋の県大会準決勝で、盛岡大付打線に10安打を浴び、7失点で敗退。センバツへの道を断たれた宿敵だった。


 加えて、これからはさまざまな「援護射撃」も期待できるかもしれない。最近ではフィーバーに後押しされた清宮幸太郎日本ハム)が在籍していた頃の早実がそうだった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…