子供たちは多くのスポーツに触れて可能性を広げて
自ら立ち上げた「一般社団法人日本スポーツ教育アカデミー」もラグビーをはじめ、いろいろなスポーツに触れてもらうことで子供たちの可能性を広げることを目的としています。人気スポーツである野球やサッカーをしている子供も、多くの運動動作を経験させてあげることを目的にラグビーや水泳なども取り入れた方がいいと考えます。
僕の少年時代は学校教育の体育=体を育むための教育でした。非科学的なハードトレーニングを課せられたこともありましたが、日本体育協会が日本スポーツ協会と呼称を変えたように今後、日本でもスポーツ本来の楽しさを伝え、子供たちの可能性を広げていく必要があると思います。(つづく)
(取材・文=フリーランスライター・中山淳)
▽吉田義人(よしだ・よしひと)1969年2月16日生まれ。秋田・男鹿市出身。秋田工から明治大。19歳で日本代表入り。代表キャップ30。伊勢丹ラグビー部主将。31歳でフランスに渡って日本人初のプロラグビー選手に。筑波大・大学院で修士号取得。横河電機ヘッドコーチ、明大ラグビー部監督を歴任。現在は日本スポーツ教育アカデミー理事長、7人制「サムライセブン」監督。