テコンドー協会の“黒い歴史” 過去には街宣車の嫌がらせも
ある協会関係者は、こんな仰天の事実を明かす。
「反社会勢力との関係を疑われていますが、協会の構造は暴力団さながら。以前、問題だらけの運営状況を改善しようと、改革の声を上げた理事がいた。すると、直後から(かつて協会のあった)岸記念体育会館の周りに街宣車が現れ、その理事の実名とともに『○○を辞めさせろ!』と大音量でがなり立てられるという事件もあった。誰の差し金かは判然としませんが、反体制派とされたその理事は度重なる嫌がらせを受け、協会から去ることになりました」
■30年前の銃撃認める
過去に拳銃で撃たれたことが一部週刊誌で報じられた金原会長は、会見の中で反社会勢力との関係を否定したうえで「30年前に撃たれました。お腹と腕です。知り合いがみかじめ料を取られ、警察の指導で暴力団追放運動をしようと組合をつくった。その中に私もいた」と説明した。
岡本副会長と高橋委員長は辞任を申し出た一方で、金原会長は辞意を示さなかった。闇の解明には時間がかかりそうだ。