西武・秋山 海外FA行使にいかんともし難い「30歳」の壁
■30歳過ぎると冷遇される傾向に
メジャーのほぼ全球団がデータを重要視するようになったここ3、4年は、特に30歳を過ぎた選手が冷遇される傾向が強い。各球団は選手の年齢とパフォーマンスをデータ化しており、30歳を境にガクンとパフォーマンスが落ちるという結果が出ている。
むろん、データは重要だが、個人差はある。同じ30歳でも性格や取り組み方次第で、おのずとパフォーマンスも変わってくる。データだけを根拠に十把ひとからげにしてしまえば、我々、スカウトの存在価値自体もなくなってしまうが、メジャーはデータ重視の傾向にいよいよ拍車がかかっている。
秋山は10月31日の強化試合で死球を食らい、右足薬指の骨折が判明。プレミア12の辞退が決まったが、それより何より大きな障害となるのは年齢の壁だ。
(メジャーリーグ覆面スカウト)
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