福田がロッテ入り決断 決め手は高校時代からの“太い人脈”
相思相愛だった――。26日、ソフトバンクからFA権を行使した福田秀平(30)がロッテ入りを決断した。
福田は自身のブログで決断した理由を説明。交渉役を務めた松本球団本部長と、恩師である鳥越ヘッドの名前を挙げた。2006年高校生ドラフト1巡目でソフトバンクに入団した福田だが、その当時はロッテのスカウトだった松本本部長と“相思相愛”の仲といわれた。しかし、ロッテは同年ドラフトでソフトバンクとガチガチの関係とされた大嶺祐太(現ロッテ)を1巡目指名。ソフトバンクとの競合の末にクジを引き当てた。
するとソフトバンクは返す刀で福田を外れ1位で指名。大嶺を取られたことによる“報復”といわれた。鳥越ヘッドはかつてソフトバンクでコーチを務めていた。福田は「プロ野球選手として生きていく覚悟を決めるきっかけを作ってくださった」(福田のブログから)という。
「鳥越さんからはお電話で『今のロッテには秀平の力が必要だから新たな環境で一緒に挑戦しよう』そのお電話口にいらっしゃった井口監督からも具体的な今後のチームの展望や自分の特性や評価等をお伝えいただき、チャレンジしたいという気持ちが芽生えていきました」(同前=原文ママ)