涌井で7人目 「楽天&ロッテ」タッグに上位球団は戦々恐々
パの東日本勢、恐るべしだ。
19日、楽天はロッテの涌井秀章(33)を金銭トレードで獲得したと発表した。ロッテは若手先発陣が育っており、さらに楽天からFAの美馬(33)を獲得。涌井は人的補償に伴うプロテクト漏れもささやかれていたが、トレードなら面目も立つ、という理由だろう。現在は結婚して落ち着いたとはいえ、かつては名うての遊び人だった涌井。
ロッテは今秋ドラフトで佐々木(大船渡)を獲得したことで、「万が一」を懸念したという事情もウワサされている。
ロッテと楽天はこのオフだけで、選手を計7人も「交換」した。FAでは楽天美馬とロッテ鈴木(30)がトレードさながらに互いの所属球団に移籍。この日は人的補償として、ロッテから酒居(26)、楽天からは小野(23)が指名されたことも両球団から発表された。
人的補償が絡むFAなので最低4人の行き交いは当然として、ロッテはさらに楽天を退団したハーマン(35)と西巻(20)を獲得。そして楽天は涌井である。