著者のコラム一覧
佐々木裕介フットボールツーリズム アドバイザー

1977年生まれ、東京都世田谷区出身。旅行事業を営みながらフリーランスライターとしてアジアのフットボールシーンを中心に執筆活動を行う。「フットボール求道人」を自称。

タイリーグ開幕現地行脚 男に惚れて女にキュンとなった夜

公開日: 更新日:

 この日続いたVAR頼りで気弱なレフリングに振り回されていたキャプテン同士、同情もあったに違いない。漢(おとこ)のシェイクハンドを交わす様にはグッときた。

 ホーム開幕をPKで先制されて前半を折り返したBGであったが、70分、大きなサイドチェンジを巧みに使った展開からティティパンが押し込んで逆転に成功。これが決勝点となってBGが勝利した。劇的な展開にBGファンが狂喜乱舞したことは想像に難くないだろう。

 興奮冷めやらぬ帰り際に注目度高き<ふたり>にバッタリと遭遇してしまう運の良さ――。

 ひとりは、北海道コンサドーレ札幌へ移籍が決まっているカウィンだ。タイ代表GKでもある彼は、古巣・ムアントンUの応援のために訪れていた。J開幕を控えたこの時期にのんびりしていて大丈夫なのかと尋ねると「労働許可証が発行されるのを待っています」「早ければ翌週中には手続きのめどが立ちそうです」と流ちょうな英語で話してくれた。

「ハジメマシテ。カウィンデス。ヨロシクオネガイシマス」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…