巨人10戦勝ちなしOP戦最下位で…一軍と二軍を大シャッフル
2勝8敗3分けでオープン戦単独最下位に沈む巨人。球団ワーストの10試合勝ち星なしで7連敗と、今がドン底である。元木ヘッドコーチは前日の敗戦後、「開幕が遅れた分、もう一回、打者も投手も調整をし直す」と明言した。
特に深刻なのは、オープン戦のチーム防御率4・46(12球団ワースト2位=12日現在)の投手陣だ。開幕ローテ入りが濃厚だった桜井は前日のソフトバンク戦で4失点KO。宮本投手チーフコーチは「またリリーフをやってもらう可能性もある」と中継ぎへの配置転換を示唆。
原監督の期待が大きかった畠、高橋といったローテ候補たちは、故障ですでに離脱している。不変なのは開幕投手の菅野くらい。元木ヘッドが言うように、調整をやり直すだけでなく、開幕ローテも勝ちパターンのリリーフ陣も外国人枠も、全て練り直しになりそうだ。
野手にしても、先月のキャンプから目立っていたモタ、増田大が二軍へ。この日、行われた12球団代表者会議で、開幕が4月10日以降に延びたことで、1カ月近い空白の時間ができることを活用。原監督がチームを解体する可能性が出てきた。一、二軍のメンバー大シャッフルである。