MLBサイン盗み疑惑捜査終了…田中将大の“死球制裁”あるか

公開日: 更新日:

 もうひとつはアストロズの年間席購入者が「サイン盗みは忠実なファンに対する裏切り行為」として、球団に100万ドルの支払いを求めたものだ。アストロズの地元ヒューストンは温厚な土地柄なので、ファンからの訴訟は今のところこの1件だけだが、レッドソックスの地元ボストンは口うるさいファンが多い。MLBがレ軍のサイン盗みを安易にシロと裁定した場合、強い反発を招き、シーズン席の代金の払い戻しや慰謝料を求める訴訟が多発する可能性がある。

 相手チームの投手による「死球制裁」もアストロズを上回るスケールで行われるとみられている。今年のオープン戦ではブレグマン、アルトゥーベらアストロズの主力打者たちが頻繁に「死球制裁」を受け話題になった。レ軍にはヤンキース、レイズという感情的に火花を散らすライバルがいるため「死球制裁」はより過激なものになるだろう。サイン盗みの最大の被害者はヤンキースの田中将大である。ヤ軍ファンは田中の「死球制裁」を期待している。

(スポーツライター・友成那智)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動