神奈川の大型遊撃手のケガで大慌て…裏でプロ球団が暗躍?
各地区の代替大会が佳境に入り、オレたちスカウトは大忙し。8月10日から行われる甲子園の交流試合に出るのは、たったの32校。8月下旬からプロ志望の高校生を対象にしたトライアウトがあるにはあるが、甲子園に出ない高校生を実戦でチェックできるのは、実質的に各地区の代替大会が最後になるからだ。
■代替大会もチェックできない
ただでさえ我々がチェックする機会が少ないのに、その代替大会すら見ることができない神奈川の担当スカウトなんて悲惨だね。8月1日から大会が始まるから、それまでに選手を評価しなきゃならないハメに。いまが盛りの練習試合で何とか選手の実力を見極めようとウの目タカの目だったのに、それすらできなくなったケースがあるってんだから。
ウチも含めた各球団のお目当ては走攻守三拍子そろった大型遊撃手。練習試合を見ようと複数のスカウトが学校のグラウンドに集まったのに、当日、ドタキャン。ふくらはぎの肉離れで欠場することになったからネット裏は大騒ぎさ。