“スーパー高校2年生”4人の名前 2021年ドラフト先取り情報
高校野球独自大会が全国各地で行われている。8月10日から甲子園交流試合も開催される。注目の2年生4人をピックアップした。
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投手では高知高の森木大智投手が筆頭だ。浜口監督の「この大会は3年生中心で戦う」という方針により、登録メンバーから外れたものの、高知中時代に軟式で150キロを投げて話題になった剛腕は健在だ。
広島OBで投手コーチ、編成部長などを歴任し、現在は徳島県の中学、高校野球の技術指導員を務める川端順氏が、「隣県・高知の有名人ですから、昨年見に行きました。1年夏の時点ですが、バランスがいいという印象ですね。下半身、左膝が開かないから、投げる際に胸のマークが最後まで見えない。体の軸に頭が乗っていてボールの出どころも隠せていました。ほとんど欠点は見当たりませんでしたが、一点だけ気になったところがあります」と、こう続ける。
「編成時代のクセで右投手が見やすい三塁側に回って見た。すると、テークバックの時に手首に力が入り過ぎるため、球速は出てもスピンが利かない。いわゆる棒球なんです。ゆったりとしたフォームからリリースの瞬間に力を入れられるようになれば、球が伸びるようになる。球速は出ているのに、なぜか打たれるということが減ってきます。素材はいいですし、これは直せますから、来年の上位候補でしょう」
高知のマスコミ関係者が証言する。
「今月12日に高知は明徳義塾と練習試合を行い、森木がリリーフで2イニングを投げましたが、149キロをマークして無失点ながら、下位打線に4安打を浴びました。明徳の馬淵監督はU18侍ジャパンの監督でもある。来年の代表候補という目線で見ていたのか、盛んに首をひねっていました」
ノースアジア大明桜(秋田)の風間球打投手は開催中の秋田大会で自己最速を2キロ更新する150キロをマークした剛腕だ。