日本人右腕が揃ってチーム牽引 9月特権でポストシーズンへ
今季は新型コロナウイルスの感染拡大で、レギュラーシーズンが通常の162試合から60試合に短縮されたため、ポストシーズン進出チームが昨季までの10チームから16チームに拡大。レギュラーシーズンの順位によるアドバンテージはなく、まずは3回戦制の第1ラウンドを行う。
この第1ラウンドを突破するには確実に白星が計算できる2人の先発が必要で、田中、ダル、前田の3人は先発2番手までを任されるのは確実だ。今後、チームが失速しない限り、9月終盤にはローテを1~2度飛ばし、十分な休養を取ってポストシーズンに臨むわけだ。
田中、前田ともポストシーズンでは無類の強さを発揮してきた。
田中は8試合に登板して5勝3敗、防御率1.76。前田は昨季まで所属したドジャースで、シーズン終盤にはセットアッパーで起用され、24試合(先発3試合)で2勝1敗、同3.31。ダルは6試合で2勝4敗、同5.81と結果を残せていないが、これはド軍時代の2017年、アストロズとのワールドシリーズでサインを盗まれて2試合計3回3分の1で9安打9失点と打ち込まれたためだ。
チームの配慮で特権を得る日本人右腕3人はポストシーズンで期待に応えられるか。