“幻の選考会”の可能性…陸連は全種目の内定者を決めるべき
「もし五輪が中止になれば、1980年のモスクワ五輪ボイコットの時と同じ悲劇が起きる。あの時は、ボイコットが決まった1週間後に国立でトラック&フィールドの代表を決めた。五輪には出場できないが、代表として名前を残すために選考会を行った。五輪出場を夢見ていた選手は、どんな気持ちで、走ったり、跳んだり、投げたりしたか。今回は五輪開催が1年延期され、待たされた揚げ句、中止になる可能性も高い。選手はコロナに振り回されたうえ、幻の代表選考会というのはあまりに酷だ。そうならないためにも、五輪の開催可否決定が出る前には、すべての種目の内定者を決めるべきです」
賛同する選手は多いのではないか。