原監督の隣で評価上げる“参謀”巨人・元木ヘッドの万能ぶり
セ某球団のスコアラーがこう言った。
「実務的なところで元木さんがきいているともっぱらです。今年の巨人は、場面に応じて内野も外野も守備隊形を思い切って変えていて、これがズバズバ当たる。例えば遊撃の坂本が三遊間や二遊間のヒットコースに守っていると、そこに打球が吸い込まれるように飛んだりする。スコアラーが収集したデータをもとに、担当コーチが指示しているんだろうけど、昨年内野守備コーチとして独自のデータがある元木さんが、ベンチから指示を出すことがあると聞きました」
■原監督より「長期」の可能性
今季が3年契約2年目の原監督。セでは1強敵なし状態で、来季リーグ3連覇を果たせば、長期政権も視野に入ってくる。とはいえ、阿部慎之助二軍監督(41)ら次期候補も後に控える。それでも「監督が代わっても代わらなくても、元木ヘッドは『長期』の可能性があります」(同前)と言う。
コーチ就任前は「タレント」や「ラーメン屋」などと陰口を叩かれたが、まさに大逆転。「神様超え」の原監督以上に笑いが止まらないのは、元木ヘッドかもしれない。