原監督の隣で評価上げる“参謀”巨人・元木ヘッドの万能ぶり

公開日: 更新日:

 セ某球団のスコアラーがこう言った。

「実務的なところで元木さんがきいているともっぱらです。今年の巨人は、場面に応じて内野も外野も守備隊形を思い切って変えていて、これがズバズバ当たる。例えば遊撃の坂本が三遊間や二遊間のヒットコースに守っていると、そこに打球が吸い込まれるように飛んだりする。スコアラーが収集したデータをもとに、担当コーチが指示しているんだろうけど、昨年内野守備コーチとして独自のデータがある元木さんが、ベンチから指示を出すことがあると聞きました」

■原監督より「長期」の可能性

 今季が3年契約2年目の原監督。セでは1強敵なし状態で、来季リーグ3連覇を果たせば、長期政権も視野に入ってくる。とはいえ、阿部慎之助二軍監督(41)ら次期候補も後に控える。それでも「監督が代わっても代わらなくても、元木ヘッドは『長期』の可能性があります」(同前)と言う。

 コーチ就任前は「タレント」や「ラーメン屋」などと陰口を叩かれたが、まさに大逆転。「神様超え」の原監督以上に笑いが止まらないのは、元木ヘッドかもしれない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動