ヤクルト長谷川宙輝 悩み抜いた末にたどり着いた新境地
中里監督の指導は体幹トレーニングやシャドーが中心。当初は中里監督と温度差があり、地道な練習や厳しい食トレに反発もしたという。しかし、1年の夏に転機があり、態度が一転。中断していた体幹を鍛えるためのジム通いを再開し、ついには自ら食トレの専門書を買い、徳子さんにメニューをリクエストするまでになった。
その努力が実を結び、高校の3年間で身長が6センチ伸び、体重は約25キロ増した。これにより最高球速は24キロ増の144キロとなり、ついにはプロからお呼びが掛かる投手に大化けした。
長谷川といえば、アイドルマニアという一面も取り上げられている。中学生の頃にAKB48にハマり、いまではライブや握手会にソロ参戦するほどの熱狂ぶりだ。
「報道でそのことを知って、『そんなに好きなんだ』と驚きました。家にいた頃はそんなそぶりありませんでしたから(笑い)」(徳子さん)
今季の活躍で、どれだけ自分を“推す”ファンを獲得できるか。
▽はせがわ・ひろき 1998年8月23日、東京都小平市出身。身長175センチ、体重80キロ。ソフトバンクの育成で3年間を過ごし、ヤクルトに移籍。無類のアイドル好きとしても知られる。“推し”は松岡はな(HKT48)、丹生明里(日向坂46)ら。推定年俸650万円。