巨人外れ1位平内を「智之2世」と絶賛も…むしろ“救援向き”
今季13連勝を果たした絶対的エース菅野はこのオフ、ポスティングシステムを使ったメジャー移籍の可能性があるが、ある亜大OBは「菅野というより、投球フォームの後ろがコンパクトで、大学の先輩でもある薮田(広島)タイプ。球威があってフォークで三振が取れる。亜大でもリリーフ登板が多く救援向き。巨人にいた澤村にも近い。少しやんちゃなところがあってチームで浮くことがあるけど、それくらいの方がプロ向き」と言う。
「先発もリリーフも」といえば、今季巨人からロッテにトレード移籍した澤村だ。中大から巨人入団後、2年連続2ケタ勝利を挙げたものの、5年目にリリーフに転向。6年目の2016年にセーブ王に輝いている。
巨人はドラフト2位で東海大の153キロ右腕・山崎伊織(明石商)を指名した。もともと、ドラフト1位クラスと注目されていた逸材だが、今年に入って右肘のトミー・ジョン手術を受けているため、来季はほぼ絶望となっている。
さる球界関係者は「平内がいきなり菅野の後釜というのは荷が重い。山崎も来年はほぼ投げられないわけで、先発投手はFA権を持つ大野雄(中日)や小川(ヤクルト)の補強でまかなうという算段でしょう」と指摘する。