川相氏もなぜ「臨時コーチ」か? 阪神招聘の魂胆と本気度
久慈、藤本、筒井の3コーチを残留させ、久慈コーチは「バント担当」、筒井コーチには「分析担当」の新たな肩書を付けた。
「いかにも場当たり的だ」とは、前出の関係者。
「3コーチを残留させるだけではファンが納得しない。肩書を付けることで批判をかわしたいのだろう。藤原オーナーが社長を兼務するのも似たような構図ではないか。今年3月に藤浪らが『コロナ合コン』で世間を騒がせ、シーズン中に複数の選手が内規違反の外食をした。親会社である阪急阪神ホールディングスの角会長が球団の管理責任を問い、揚塩球団社長が辞任に追い込まれた。阪神は世間と角会長に対するエクスキューズが必要だったのです。オーナーが社長を兼務すれば、管理に力を入れているようにも見えます」
要するに、阪神がやっていることは、失敗した時に批判をかわすための「アリバイづくり」ではないか。これではいくら補強にカネをかけたところで、チームが強くなるとは思えないが……。