大相撲初場所の注目は土俵より白鵬と鶴竜の「去就と言動」
■日本国籍取得
「腰椎のすべり症で、腰に力が入らない。12月の合同稽古にも参加したが、結局、相撲は取らずじまいだった。鶴竜は引退後は親方になる目標があり、現在は消滅した井筒部屋の再興が夢。これまでは親方になるための資格のひとつ、日本国籍を取得できていなかったから、ずるずると休場して引退を引き延ばしていた。その懸念も、12月に帰化したことで雲散霧消。初場所序盤で引退、あるいは本場所直前に『やはり相撲はもう取れません』と引退するのではないか、と角界ではウワサされている。それほど腰の状態は良くないということです」
一方、まだまだ引退するつもりのない白鵬。本人が目標としていた「東京五輪での土俵入り」は、五輪そのものの開催が危ぶまれているものの、まだ中止が決定したわけではない。開催するかもしれない以上、夏の東京五輪まで現役を続けたいはずだ。
■開き直り休場
ただ、こちらも休場癖があるのは変わらず。序盤で星を落とすなど、優勝の可能性が遠のくや、ケガを理由にケツをまくってしまう。近年はその傾向が顕著で、2017年からの23場所中、「優勝せずに本場所を完走」したのは、たったの3場所。半分以上の13場所を休場した。