中日はエース大野が開幕回避か セ5球団“巨人包囲網”の勝算

公開日: 更新日:

コロナ禍の過密日程で投手のやりくりが難航

 確かに難しさはある。ある球団の投手コーチは「新型コロナウイルスの影響で6連戦や9連戦がひたすら続く過密日程。もし巨人戦のためにエース1人の順番を変更すると、他の全ての投手の調整に影響が出る。パズルを組み直すのは至難の業で、各球団はこれを避けたいのです」。

 とはいえ、やらなければ、今年も巨人が独走することは目に見えている。前出の高橋氏が続ける。

「セで自分たちのペースで戦っていいのはリーグ連覇中の巨人だけ。5球団は昨年まで普通に戦って惨敗しているわけで、そんな理屈は通用しません。巨人戦には必ずエースをぶつけること。巨人が嫌がる相性のいい投手をぶつけることは絶対条件。その方策を考えるのが首脳陣の仕事でしょう。最近セとパの実力差について、いろいろ議論されている。セが今年も昨年のような体たらくでは、ファンに見放されます。そうはいっても、今年はCSがあるだけに、2位や3位狙いが横行しそうで、与田監督の言葉は信じられませんが……」

 セ5球団は今年こそ「巨人包囲網」を敷くことができるか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動