実績は抜群なのに…立浪和義氏の中日復帰が実現しない理由
記者として当たり前の質問をしたつもりだったが、なぜ、あれほど激高したのか。いまだにさっぱり分からないが、臨時コーチに招かれたからといって、必ずしも正式なコーチには直結しない。今年のメンバーを見ても、松中氏は井口資仁監督(46)との個人的な関係、川相氏は阪神の守乱解消の緊急措置だ。古田氏は球団から監督失格の烙印を押されているという。今後、監督やコーチの可能性があるのは立浪氏だろう。
立浪氏は2009年に現役を引退した後、度々、指導者として古巣復帰の話が流れている。通算2480安打を放ち、ゴールデングラブ賞も5度受賞した。実績は文句なしだ。しかし、古巣復帰はなぜか実現していない。現役時代の晩年、親しくしていたフロント幹部が立浪氏にこんなアドバイスをしたと聞いた。
「君もいずれはドラゴンズの監督やコーチになるのだから、身辺に気を付けたらどうか?」
ひところ立浪氏は女性問題で週刊誌を賑わせていた。それを心配しての忠告だった。
立浪氏はこう答えたそうだ。