侍J1次メンバー185人の大袈裟…最終24人の選出は6月下旬
NPBは9日、東京五輪に出場する侍ジャパンの1次メンバーをJOCに提出したと発表した。「出場の可能性がある選手はすべてリストに入れた」と稲葉監督が説明したように、その人数は実に185人。平均すれば1球団当たり約15人となり、一軍メンバーの半数が名簿に書き込まれたことになる。
ここまでの大人数になったのは、コロナ禍で先行きが見えないだけでなく、選考にあたって重要な国際試合が本番までに行われないことも影響しているのだろうが、それにしても多すぎやしないか。
実際に本番で日の丸ユニホームに袖を通せるのは24人。中日の大野、広島の鈴木ら2019年のプレミア12のメンバーが軸になるとみられている。
「ただでさえ大枠が決まっている上に、ソフトバンクの柳田ら、『プレミア12』を故障などで辞退した大物選手も控えている。当然、復帰した楽天の田中将も含まれる。若手成長株のヤクルト村上でさえ、ギリギリ入れるかどうかでしょう」(放送関係者)
最終24人の選出は6月下旬。いくら1次候補入りしても、開幕からよほどアピールをしない限り、五輪出場の余地はなさそうだ。