虎佐藤輝は打棒爆発!OP戦6号でも先発投手陣に一抹の不安
黄金ルーキーが記録更新だ。
阪神ドラフト1位の佐藤輝明(近大)は17日、西武とのオープン戦に「6番・右翼」で先発出場。二回の第1打席でドラフト制後の新人最多となるオープン戦6号ソロを放った。これで3戦連発で打率・361、9打点。開幕スタメンは間違いない。
3連勝の阪神は、もっかオープン戦首位タイ(7勝2敗1分け)。矢野監督も手応えを感じているだろうが、自慢の投手陣に一抹の不安が残る。
開幕ローテは、藤浪、西勇輝、秋山、青柳、チェンまでは確定している。そのチェンはこの日の教育リーグ中日戦に先発し、6回途中11安打8失点と大炎上した。
先発6番目を争う高卒2年目の西純矢も同日の西武戦で4回6安打3失点。期待を裏切り開幕ローテ入りは厳しくなった。
阪神は左腕の高橋が右わき腹筋挫傷で離脱。韓国リーグ20勝の助っ人右腕アルカンタラは、コロナ禍による緊急事態宣言が延長された影響で、来日のメドが立っていない。
開幕投手に指名された藤浪も、オープン戦(2試合・防御率3・00)では四死球乱発の悪い癖は見せていないものの、メンタルに不安を抱えているだけに投げてみなければわからない。ぜんそくの症状が出て調整が遅れていた西勇も、どうにか開幕に間に合ったが100%の状態ではない。先発6番手候補の新人左腕伊藤将司(JR東日本)は未知数だし、ガンケルも28試合に登板した昨季はほとんどが中継ぎだった。
先発陣がしっかりしなければ、佐藤がいくらホームランを打っても勝ちにはつながらない。