大阪“聖火リレー中止”で…関係者憂う東京五輪のドタキャン

公開日: 更新日:

■変異株、夜の街…

 また、宮城県は3月だけで2415人の新規感染者を出し、6月21日に聖火ランナーが走る仙台市では市内のあちこちでクラスターが発生している。

 前出の関係者がこう言う。

「感染状況が改善されなければ、兵庫と宮城の知事も聖火リレー中止を検討せざるを得ないでしょうが、問題は有効な手を打ってこれなかった東京です。1日の新規感染者は475人。約1カ月半ぶりに450人を上回った。3月の1カ月間の感染者は9310人。1万人を切ったのは昨年11月以来だが、今は感染力が強い変異株が主流で、専門家でも感染第4波のピークは読めない。夜の街に若者やサラリーマンが戻ってきたのも心配です。東京に再び緊急事態宣言が出たり、まん防適用となれば、聖火リレー中止だけではすまない。そんなところに海外から五輪選手団は呼べないし、感染拡大中の都市で五輪を開催すれば世界中から非難されるでしょう。中止を決断せざるを得なくなります」

 五輪のドタキャンもあるか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…