渋野から消えた爆発力 メジャー開幕戦はイーブンパー発進
「渋野はフェアウエーキープを優先してドライバー飛距離が落ち、その結果、バーディーチャンスが減っている」と小暮博則プロがこう続ける。
「スイング改造でトップが低くなり、左手首が掌屈してシャフトが寝てインサイドから下りてくる。そのため入射角が浅くインパクトを迎えています。すると左足下がりのライではダフリ気味になりやすく、タテ感が悪くなる。左足下がりのライだった後半4番、6番の2打目はフェアウエーからグリーンをとらえられず、同じようなライだった9番では9Iを手にしながらピンに突っ込むことができなかった。フェアウエーをキープした強みを生かしきれなかった」
渋野の持ち味である爆発力がスイング改造で影を潜めてしまえば、世界で戦うのは難しくなる。